加圧トレーニングをする目的は、アスリートであれば当然「効率のいい筋力アップ」というのが最大目的になる・・・
加圧トレーニングはなぜ効率がいいのか?
加圧トレーニングで腕や脚を締め付け、適度な圧力をかけて血流を制限すると、非常に効率のいいトレーニング効果が期待できるわけですが、そもそもなぜ、そんな効果が出てくるのでしょう?
実はそこには、「一時的に血流制限をかけて血行を悪くすることで、その後の血行促進効果が大きくなる」という面白い理由があります。
加圧トレーニングで腕や脚に圧力をかけ、血流を制限すると、当然、圧力をかけられた部分から先の血行は悪くなりますよね。 そしてこの状態でトレーニングをしていると、血行が悪くなっている部分は「もっと血液を下さい!もっと酸素を下さい!」という状態になり、たくさんの血液を運んでもらおうと、血管が拡張してくるのです。
ですから加圧トレーニングを終え、血流の制限を外すと一気に、拡張した血管にどっと血液が送られてくるわけですね。あらかじめ血管は拡張しているので非常に流れがスムーズになるのです。 血行が良くなり、たくさんの血液が効率よく循環するようになると、血液が運ぶ酸素が全身にもしっかりと行き渡り、筋肉量や代謝量もアップしてきます。
これがあるからこそ、加圧トレーニングは短時間やるだけでも大きな効果が期待できるというわけですね。 しかも加圧トレーニングを繰り返し続けていると「もっと多くの血液をもらおう、もっと血流を良くしよう」と体が考えて、血管そのものを増やすというケースも少なくないそうです。 血行が良くなって、さらに血管も増える、というのは、筋肉量・代謝量アップにとってまさに「いいことずくめ」ですね。